こんにちは。カメ算先生です。
先日、勉強のできる子とできない子の違いは関連付けが上手いかどうかであると解説しました。
では、実際どうやったら関連付けが上手になるのかを今回お話していきたいと思います。
簡単スリーヒントクイズ
話は逸れますが、長年子どもに勉強を教えてきて思うのが、現代の子どもは考える力を育む機会が減っているなと感じます。
それはなぜかというと、テクノロジーの進化によって生活が便利になり、何も考えなくても機械が変わりに行ってくれるようになったからです。
特に、テレビでテロップが表示されるようになってから、子どもたちの思考力が落ちたように思います。
テレビのテレップは目で情報を入手してしまうので、耳で聞いたことを頭の中で整理しなくても良くなりました。
アニメの主題歌も歌詞が表示されるので、一生懸命聞いて覚えるという記憶力もだんだん低下している気がします。
私たち大人も同じではないでしょうか。
子どものイベント情報や予定の掲示物など、なんでもかんでもスマホのカメラで撮ってしまうので、いつの予定だったかなと忘れてしまうなんてことありませんか。
機械が賢くなった分、私たちの思考力や記憶力を使う機会が減ってきてしまっているのです。
では本題に戻って、どうすれば思考力が高まるか、その方法を紹介したいと思います。
それは、ずばりクイズです。
ただのクイズでも良いですが、スリーヒントクイズにするとより効果的です。
スリーヒントクイズとは、その名の通り、3つヒントを出すクイズです。
例えば、
これは乗り物に関するクイズです
電車です
色はきみどり色で、線路が一周しています
というようにクイズを出します。
ヒントの出し方が重要
先ほど、クイズの例を出したようにこのクイズは出題する順番が重要です。
単に、最初から
きみどり色の電車はなーんだ?
とするのではなく、山手線という答えのカテゴリの一番外側から出題することが大事です。
クイズを出題する方も頭を使いますよね。
出し方が分からないという方は下の図を参考に考えてみましょう。
答えを先に決めておいて、少しずつカテゴリサイズを大きくしていくと、クイズを作りやすいです。
乗り物 > 電車 > 山手線 の順に
もしも、それでも考えにくければ、山手線って何の図鑑に載っているかな?と考えてみて下さい。
小学館や講談社など、子ども用の図鑑では、”動物・花・哺乳類”など細かく分類されています。
山手線であれば、”乗り物”の図鑑に掲載されているでしょう。
そうやってカテゴリの大きいものから出題していくと自然と会話も弾みます。
乗り物に関するクイズです
えー・・、ひこうき?
ちがいます
えー・・じゃあショベルカー!
うーん、電車です
京浜東北線!!
おしい!
きみどり色で、線路が一周しています
わかった!
山手線!!
正解!
というように、知っている名前を闇雲に答えるのではなく、子どもも考えるようになるのです。
慣れてくると子どもがクイズを出題してくれるようになります。
クイズを考えるのは答えることよりも難しいため、子どもが出題する側になればさらに考える力がつくことが期待できるので、ぜひ挑戦してみてくださいね!