小学生の子どもをもつ親御さんは毎日の勉強をどのようにさせているでしょうか。
うちの子ほんとに勉強嫌いで困るのよね
と嘆きの声をよく聞きます。
そんなとき、机に向かわせようとしたり、一人でドリルをやらせようとしていませんか?それはむしろ逆効果です。より一層勉強嫌いになってしまいます。
では、どのように対処すればよいでしょうか。その方法を解説していきたいと思います。
”読む→考える→書く”全てやるのは難しい
小学校低学年の時は書く作業は大人が思っているよりしんどい作業なのです。
まだ握力も弱いので長時間鉛筆を握って書くのは耐え難い苦痛だと理解してあげて下さい。さらにドリルのように自分で問題文を読んで、内容を整理して、考えて書くのを一人でするのはとても難しいです。
大人でも興味のない分野の内容の本を読んで、「じゃあテストするから覚えてね」と言われても全然頭に入ってこないと思います。それくらい興味の無いものに取り組むというのは苦痛なんです。
身につけさせたいことの的を絞ろう
例えば、計算を覚えさせたいのであればドリルに書かなくても親が口頭で
5+8は?
と聞けばよいし、単語カードのような計算カードを使用しても良いでしょう。
これで、“書く”という苦痛から子どもは逃れられます。それでも嫌がられるのであれば、まずドリルを見せて
ドリルをするか計算カードをするかどっちがいい?
と選ばせてあげましょう。
2択にすると無意識のうちに天秤にかけて楽な方を選択するものです。もしドリルを解くにしても、子どもにすべてを任せないで親が読み上げて子どもに答えてもうようにしましょう。親が答えを記入するなど臨機応変に対応してみると子どもは計算だけに集中できます。
ドリルの中に遊びを取り入れよう
このように、子どもにあった方法を探してくと我が子流の勉強法が見つかると思います。
競争が好きな子であれば親も計算ドリルに参加して、
じゃあお母さんが奇数の問題を解くから、○○くんは偶数の問題を解いてね。よーいドン!
とするだけでも子どもは急いで取り掛かります。
タイムを計って前回のタイムと比べてもいいでしょう。
また、奇数と偶数という言葉を会話に取り入れることで、奇数とはどんな数か、偶数とはどんな数かを意識するようになります。
競争が好きでなければお菓子など好きな物で個数を数えたり、お皿に取り分けたりしても良いでしょう。
今回は計算についての方法を説明しましたが、書くことを練習させたい場合は、”ひらがなドリル”や”文のドリル”をやらせるのではなく、好きなキャラクターの名前を書いたり、交互にしりとりをして書き出したりすると楽しみながら書く練習もできます。
この”書き取りしりとり遊び”についてはまた別の記事に書きたいと思います。
このように、勉強の中にゲームを取り入れることで、子どもに勉強をしていると意識させることなくスムーズに頭に入れることができます。
是非、我が家流の勉強方法を生み出してください。