小学生のお子さんがいらっしゃる保護者のみなさん。夏休みの宿題を終わらせるのに頭を頭を抱えていませんか?
なぜ宿題をやりたがらないのか、計画的にできないのか、そしてどうしたら計画的に取り組めるかの方法を紹介します。
子ども自身が宿題の分量を把握していない
まず、子どもは宿題を学校から配布されて帰ってきても、それがどのくらいの量があるのかを把握できません。
何が宿題かは分かっていますが、何個くらいあるかなどの分量に頭の中で変換するのが難しいのです。
分量を把握できていないので、「宿題多いなぁ。。」くらいの印象になり、さらに宿題をするのが嫌になっているのです。
分量を把握するために、ひとつの宿題につきどのくらいあるのか(何ページあるのかなど)を書き出してみましょう。
下の表はひとつの宿題につきいくつくらいのボリュームがあるかが分かるようになっています。
例えば、算数のドリルが10ページだったら10の所まで使用し、あさがおの観察ノートが2枚であれば、2の所まで使用します。
余計な数字の部分は切ってしまっても構いません。
ずばり ”見える化” が大切
宿題の種類と個数やページ数を書き出すことで具体的にイメージがしやすくなります。
また、余分な数字を切り取ってしまうことで、ひとつの宿題がどのくらいのボリュームかを長さで視覚的に確認することができます。
これは、算数の思考力にも役立つことで、数量の多い少ないを数直線のような長さで考えてあげることに繋がります。
中学受験の算数では、数量を図で考えたり、面積で考えたり、視覚的に理解し、表現できる子の方が成績が良いです。
こういった考え方は一朝一夕では身につかないので、より低学年から考える習慣をつけておく方が有利なのです。
終わりが見えることで安心できる
このように、夏休みの宿題をマスの個数の多い少ないで見える化することで、子ども自身も「あといくつで終わるなぁ。」などと判断しやすくなり、その結果「早めにやろう。」「今日は2ページやっておこう。」と自ら取り組むようになるのです。
ひとつずつ終わったらシールを貼ったり、ひとマス切り取ったりするとだんだんと減ってきた宿題を目で確認することができ、モチベーションもアップするでしょう。
終わりの時期をイメージできるって子どもにとってはすごく大事なことなんですよね。
いつ終わるか分からないものを永遠とやらされるのではないかと感じてしまったら、それはやる気にはならないですよね。
ぜひ一度宿題の見える化をしてみましょう。