2020年5月現在、新型コロナウィルスの影響で学校の休校延長が決まり家で過ごす時間が増えました。勉強をさせたいけど、小学生が毎日勉強をしてくれるわけはありません。
でも、少しでも勉強に近いことや思考力がつくことをやってほしいと思っている方も多くいると思います。そんな時は家族でボードゲームを楽しみましょう。
今でこそテレビゲームやスマホゲームなど一人で出来るものが増えましたが、私たち小学生の子どもを持つ親世代は例えばオセロや人生ゲームなどボードゲームで遊んできた世代ではないでしょうか。家族や友達と勝った負けたを楽しみながら遊んだ記憶がある方も多いことでしょう。
とはいえ、今の子どもたちは他に刺激的なゲームを知ってしまっているので、私たちが昔楽しんできたゲームには興味を示してくれない子どもも多いのも確かです。
トランプやUNOなども充分楽しめますが、今回は親も新鮮に感じられるゲームを紹介したいと思います。
我が家でもすごく盛り上がった3つのボードゲームを紹介します。計算力が必要なゲームもあるため、おすすめのタイプ別に解説していきます。
低学年・初心者におすすめ
10までのたし算に強くなる「ぴっぐテン」
その名の通り、0~10までの数字の書いてあるカードを1枚ずつ出していき、出したカードの数を足して10ぴったりにするというゲームです。10ぴったりになれば出札を全て貰え、10を超えてしまうとカードはもらえず、ひとつ前の人が貰うというルールです。貰ったカードが一番多い人が勝ちです。
持ち札の中のどの数を出せば10ぴったりになるか、もしくは、ぴったりにできなくても次の人が10を超える可能性が高くなるかを考える力がつきます。10までのたし算が出来れば楽しめるゲームです。
特にこれからたし算を始める子や小学校低学年の子におすすめです。
じっくり考えたい派におすすめ
104までの大きな数の大小が身に付く「ニムト」
こちらのゲームは1~104までの数字が書かれた104枚のカードを使用するゲームです。場にランダムに選んだ4枚のカードを出し、縦に並べます。一人10枚カードを配り、その4枚のカードのどれか1枚より数が大きくなるカードを1枚選んで隣に置きます。カードは5枚までしか横に置けず、数が大きいカードを置けなかった人が出札を回収しなければなりません。最後に持っているカードに書かれている牛のマークの数が一番多い人が負けです。ですので、いかにカードを回収しなくてすむような大きいカードを出すかを考えなくてはなりません。
このゲームは順番で進めていくので、時間制限もなく焦らずにじっくり考えたい人におすすめです。他の人が出せないような数を置くという推測する力も必要です。また、104までの数字の大小関係を身に付けるのにもピッタリなゲームです。
計算力で勝負したい派におすすめ
とにかくスピード勝負「アルティメットカウント」
このゲームは我が家の中で一番白熱するゲームといっても過言ではありません。1~10まで数字が書かれたカードの中央にさらに±1~±3までの数字が書かれています。場に出した最初のカードの数字にさらに中央に書いてある±1~3の数字を加減した数のカードを持っていれば素早く出します。例えば、場に「8」の数字が出ていてその中央に±1と書いてあったとします。そうしたら、+1か-1をした数、つまり「9」か「7」のカードを持っていたらいち早く出します。「9」のカードを出したとしたら、そのカードの中央に書いてある±の数字を足すか引くかしてまた次の数字のカードを出す・・・というのをスピーディーに繰り返していきます。
このゲームは瞬間的な計算力が必要なので、たし算ひき算に慣れてきた頃から大人までもちろん楽しめます。とはいえ、大人と子どもでは計算速度が違うので子どもの持ち札を少し減らすなど独自のハンデを取り入れたりすると最後まで勝敗が分からず盛り上がります。スピーディーに出されると焦るので、緊張感がハンパない分ものすごく盛り上がり、子どもも「もう一回」「もう一回」とすごく楽しめること間違いなしです。
このゲームはとにかく瞬間的な計算力が身に付きます。